アニュアルレポート 2016
2016年12月期(2016.1∼2016.12)
本アニュアルレポートに記載されている将来の業績に関する予想、計画、見通しなどは、当社 および当社グループ会社が現時点で入手可能な情報に基づき、当社の経営者が合理的と判断し たものです。実際の業績は様々な要因の変化により、これらの業績見通しとは大きく異なる可能
C O N T E N T S
連結財務ハイライト……… 1
株主・投資家の皆様へ ……… 2
事業の概況 ……… 3
ストックビジネスへの注力 ………… 7
大塚商会は、 お客様のパートナー … 10
大塚商会は、幅広いお客様に
支えられています ……… 11
重点戦略事業の概況(単体) …… 12
大塚商会のWebサービス (ASP) … 13
次期の見通し ……… 14
社会貢献活動・環境保全活動 … 16
コーポレート・ガバナンス ………… 18
取締役および監査役 ……… 28
事業等のリスク ……… 29
財務セクション ……… 30
企業グループの状況 ……… 67
会社概要……… 68
株式の状況 ……… 69
ミッションステートメント
使 命
大塚商会は多くの企業に、情報・通信技術の革新によっ
てもたらされる新しい事業機会や経営改善の手段を
具体的な形で提供し、企業活動全般にわたってサポート
します。そして、各企業の成長を支援し、わが国の
さらなる発展と心豊かな社会の創造に貢献しつづけます。
目 標
●
社会から信頼され、支持される企業グループとなる。
●
従業員の成長や自己実現を支援する企業グループとなる。
●
自然や社会とやさしく共存共栄する
先進的な企業グループとなる。
●
常に時代にマッチしたビジネスモデルを
創出しつづける企業グループとなる。
行動指針
●
常にお客様の目線で考え、お互いに協力して行動する。
●
先達のチャレンジ精神を継承し、自ら考え、進んで行動する。
●
法を遵守し、社会のルールに則して行動する。
連結財務ハイライト
株式会社大塚商会及び連結子会社
12月31日に終了した各年度
百万円 千米ドル %
2014 2015 2016 2016 増減率
売上高 ¥605,766 ¥609,045 ¥643,417 $5,521,476 +5.6
システムインテグレーション事業 362,068 353,170 376,391 3,229,994 +6.6
サービス&サポート事業 243,316 255,490 266,625 2,288,041 +4.4
その他の事業 381 385 400 3,440 +3.9
営業利益 37,097 37,311 39,684 340,547 +6.4
経常利益 38,144 38,240 40,780 349,960 +6.6
税金等調整前当期純利益 37,910 38,316 40,280 345,664 +5.1
純利益
*23,455 23,705 26,675 228,912 +12.5
総資産 305,513 324,755 343,821 2,950,497 +5.9
有利子負債 9,584 9,344 9,008 77,307 -3.6
自己資本 163,277 173,229 189,851 1,629,211 +9.6
1株当たり当期純利益(円、米ドル) 247.41 250.06 281.38 2.41 +12.5
1株当たり配当金(円、米ドル) 90.00 100.00 120.00 1.03 +20.0
1株当たり営業キャッシュ・フロー(円、米ドル) 360.02 291.37 252.45 2.17 -13.4
売上高営業利益率(%) 6.12 6.13 6.17 ̶
売上高純利益率
*(%) 3.87 3.89 4.15 ̶
有利子負債比率(%) 3.14 2.88 2.62 ̶
自己資本比率(%) 53.44 53.34 55.22 ̶
自己資本当期純利益率(ROE) (%) 15.26 14.09 14.69 ̶
*「純利益」は、「親会社株主に帰属する当期純利益」を表しています。 自己資本=純資産合計−新株予約権−非支配株主持分
自己資本当期純利益率(ROE)を算出する場合の自己資本は期中平均値を使用しています。 米ドル金額は、2016年12月末日の為替相場1ドル=116.53円で換算しています。
2014年7月1日を効力発生日として、1株につき3株の割合で株式分割を実施しております。これに伴い、2014年の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、1株当たりデー タを算定しております。
2014年 2015年 2016年
■システムインテグレーション事業
■サービス&サポート事業
■その他の事業
0 100,000 200,000 300,000 400,000 600,000 500,000
■総資産
■有利子負債
2016年 2015年 2014年 0 50,000 100,000 150,000 350,000
200,000 300,000 250,000
10,000 20,000 40,000
30,000
■営業利益
■経常利益
■純利益*
0 2014年 2015年 2016年
売上高
(百万円)営業利益/経常利益/純利益
* (百万円)総資産/有利子負債
(百万円)株主・投資家の皆様へ
株主・投資家の皆様には、平素より格別のご愛顧とご支援を賜り、
厚くお礼申し上げます。
ここに、当社グループの2016年連結会計年度(2016年1月1日から
2016年12月31日まで)の事業概況をご報告申し上げます。
当連結会計年度につきましては、国内経済は緩やかな景気回復
基調となり、企業のI T投資は慎重ながらも底堅く推移しました。
当社グループでは、企業のIT需要の掘り起こしに努め、生産性向
上、コスト削減、節電などにつながるソリューション提案、地域に
密着した営業活動に注力しました。
この結果、売上高は、6,434億17百万円(前年同期比5.6%増)と
なりました。利益につきましては、営業利益396億84百万円(前年
同期比6.4%増)、経常利益407億80百万円(前年同期比6.6%増)、
親会社株主に帰属する当期純利益266億75百万円(前年同期比
12.5%増)と、7期連続の増収増益となりました。
期末配当金につきましては、普通配当110円に創立55周年記念
配当10円を加えた1株当たり120円とし、ご支援を賜った株主の皆
様への利益還元を実施させていただきます。
次期につきましては、企業のI T投資は底堅く推移すると予想さ
れます。このような環境下において、地域密着でお客様の課題を
解決するソリューション提案をさらに強化してまいります。
当社グループでは今後も「ミッションステートメント」の具現化に努
め、皆様の信頼に応えられるよう経営改革を進めてまいります。
株主・投資家の皆様にはより一層のご支援を賜りますよう、心よ
りお願い申し上げます。
2017年3月
代表取締役社長
大塚 裕司
事業の概況
■国内経済は緩やかな景気回復基調で推移
当連結会計年度(2 0 1 6年1月1日∼2 0 1 6年1 2月
3 1日)におけるわが国経済は、緩やかな景気回復基
調で推移しましたが、消費マインドに足踏みが見られる
など弱さも見られました。また英国のEU離脱決定や米
国大統領選による世界経済や為替相場の先行き不透
明感から、企業の業況判断にも慎重さが見られました。
このような経済状況にあって国内企業のI T投資は、
堅調な企業業績を背景に慎重ながらも底堅く推移しま
した。当連結会計年度は、マイナンバー制度の運用
開始と個人情報保護法の改正があり、加えてランサム
ウェアが活発化するなど脅威も続き、セキュリティ対策
への関心が高まりました。
■地域に密着した営業活動に注力
以上のような環境において当社グループは、「ソ
リューションでオフィスを元気にし、お客様の信頼に応
える」を2016年度のスローガンに掲げ、セキュリティ関
連サービスの強化や節電ソリューションに加えて電力コ
スト削減につながる新電力の取扱いなど、積極的に
企業のI T需要の掘り起こしに努めました。また、多店
舗・多拠点企業に対しI Tとネットワークを総合的に支
援する取り組みなども成果につながりました。そして、
営業活動の活性化を狙いとして、地域に密着した営
業活動に注力しました。
また、8月には関西圏を中心とした西日本エリアの
物流強化のために西日本物流センターの稼働を開始し
ました。
堅調な企業業績
IT投資は底堅く推移
企業のIT需要を掘り起こし
地域に密着した営業活動
■7期連続の増収増益、最高益更新
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、6,434
億17百万円(前年同期比5.6%増)となりました。利益
につきましては、営業利益396億84百万円(前年同期
比6.4%増)、経常利益407億80百万円(前年同期比
6.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益266億
75百万円(前年同期比12.5%増) と、7期連続の増収
増益となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは「仕入債務の増
加額」が小さくなったことなどにより、前年同期に比べ
36億89百万円減少し、239億32百万円となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは前連結会計年
度に「定期預金の預入による支出」があったことなどに
より、前年同期に比べ1 4億1 2百万円減少し、5 8億
23百万円となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは「配当金の支払
額」が増加したことなどにより、前年同期に比べ7億
89百万円増加し、95億32百万円となりました。
■キャッシュ・フローの状況
(単位:億円)
■営業C/F ■投資C/F ■財務C/F
2015年12月期 2016年12月期 2014年12月期
350
250 300
200 150 100 50 0 -50
-100 -72 -87
276
-58 -95 239
-54 -75 341
(単位:百万円) 2015年12月期 2016年12月期
金 額 金 額 増減率
売上高 609,045 643,417 +5.6% 営業利益 37,311 39,684 +6.4% 経常利益 38,240 40,780 +6.6% 純利益※ 23,705 26,675 +12.5%
※親会社株主に帰属する当期純利益
■売上高の推移
売上高は、全ての四半期で増収となり、前年第2
四半期(4∼6月)からの増収トレンドを継続しました。
第1四半期(1∼3月)売上高は、1,711億30百万円
(前年同期比7.4%増)、第2四半期(4∼6月)売上高は、
1,673億79百万円(前年同期比5.6%増)、第3四半期
(7∼9月)売上高は、1,442億34百万円(前年同期比
6.3%増)、第4四半期(10∼12月)売上高は、1,606
億73百万円(前年同期比3.4%増) となりました。
■経常利益の推移
経常利益は、第2四半期(4∼6月)では微増益となり
ましたが、第3四半期(7∼9月)以降は利益成長が回
復しました。
第1四半期(1∼3月)経常利益は、103億60百万円
(前年同期比9 . 0 %増)、第2四半期(4∼6月)経常利
益は、142億7百万円(前年同期比0.1%増)、第3四
半期(7∼9月)経常利益は、5 6億7 7百万円(前年同
期比15.8%増)、第4四半期(10∼12月)経常利益は、
105億35百万円(前年同期比9.3%増) となりました。
四半期別の概況
売上高の四半期推移
(単位:億円)経常利益の四半期推移
(単位:百万円)■2014年12月期 ■2015年12月期 ■2016年12月期
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期
2,000
1,500
1,000
500
0
1,711 1,673
1,442 1,606 1,768
1,555
1,307 1,425 1,594 1,585
1,357 1,554
■2014年12月期 ■2015年12月期 ■2016年12月期
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期
15,000 12,000 9,000 6,000 3,000 0
12,468 9,502
14,194
4,900
9,642 10,360
14,207
5,677
10,535 12,328
4,529
8,818
事業セグメント別の概況
■システムインテグレーション事業
コンサルティングからシステム設計・開発、搬入設
置工事、ネットワーク構築まで最適なシステムを提供す
るシステムインテグレーション事業では、セキュリティ対
策やモバイル端末の需要を喚起するソリューションに力
を入れ、複写機・パソコン・セキュリティ関連機器等の
販売台数を伸ばし、売上高は3,7 6 3億91百万円(前
年同期比6.6%増) となりました。
■その他の事業
その他の事業では、売上高は4億円(前年同期比
3.9%増) となりました。
■サービス&サポート事業
サプライ供給、ハード&ソフト保守、テレフォンサポー
ト、アウトソーシングサービス等により導入システムや
企業活動をトータルにサポートするサービス&サポート
事業では、オフィスサプライ通信販売事業「たのめー
る」において工具や介護用品などの品揃えを充実させ
着実に伸長し、保守等も堅調に推移した結果、売上
高は2,666億25百万円(前年同期比4.4%増) となりま
した。
事業セグメント別の売上高推移
(単位:百万円)■システムインテグレーション事業
■サービス&サポート事業
■その他の事業
200,000 400,000 600,000
0
2014年12月期 605,766
381 362,068
243,316
2015年12月期 609,045
385 353,170
255,490
2016年12月期 643,417
400 376,391
266,625
ストックビジネスへの注力
当社では、サービス&サポート事業の中でも、特にオフィスサプライ事業、契約保守サービス事業を、「ストックビ
ジネス」として重視しています。
ストックビジネスは、景気動向の影響を比較的受けにくく、年々積み上がっていく、いわば「足し算のビジネス」と
言えるものです。
2016年12月期においても、ストックビジネスの売上高は単体で106億円増(前年同期比4.4%増)と着実に伸長
し2,506億円となりました。売上高に占めるストックビジネスの比率は、42.9%となりました。また上場した2000年
との比較では1,691億円の増加(約3.1倍) となりました。
今後もストックビジネスへ注力し、経営の安定性を高めていきます。
■ストックビジネスの推移(単体)
※1992年∼1999年は参考値
(単位:%)
(単位:億円)
0 サプライ+契約保守売上高
ストックビジネス比率
2,000
50
40
30
20
10 3,000
1,000
0
1992年 1993年1994年 1995年 1996年 1997年1998年 1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 500 529 578 635
704 800 852
888 815 836 897 1,020
1,166 1,340
1,517 1,708
2008年 1,840
2009年 1,879
2010年 1,955
2011年 2,024
2012年 2,128
2013年 2,187
2014年 2,284
2015年 2,400
2016年 2,506
25.026.1 25.124.1 22.1
24.2 27.428.9
25.9 27.5 30.1
32.234.0 35.2
37.739.0 42.1
46.845.2 45.5 44.9
41.9 40.942.9 42.9
ストックビジネスの中核となる事業が、「たのめーる」と「たよれーる」です。
オフィスサプライ通信販売事業「たのめーる」は着実に伸長し、2016年12月期の売上高は1,460億円(前年同期
比5.0%増) となりました。
0 90,000
60,000
30,000 120,000 150,000
2008年 2007年 2006年 2005年 2004年 2003年 2002年 2001年 2000年
1999年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 545 3,302
25,212 22,234 9,619 16,766
19,885 11,335
33,036 7,152
46,369 6,004
59,062 4,555
71,088 4,218
82,493 3,776
89,192 3,245
92,990 2,552
100,980 2,465
107,934 2,313
117,381 1,128
122,367 1,408
128,733 2,207
139,106 1,560
146,046 1,475 たのめーる その他たのめーる事業
たのめーる スタート!
ぱーそなる たのめーる 個人向け通販
TANOSEE
たのめーる 1,000億円超え プライベートブランド
たのめーる プラス
ライオン事務器様 との提携 調達ASPサービス
大手企業向け調達サービス MA たのめーる
「たのめーる」の年次推移
(単位:百万円)サポート事業「たよれーる」では、お客様の情報システムや企業活動全般をサポートします。
大塚商会は、お客様のビジネスインフラに不可欠な存在を目指しています。
お客様のニーズ
「たよれーる」を通じて、ITと業務をサポートします。
生産性向上
コスト削減 本業に専念
ハード保守 ソフト保守 等
ITサポート
調達ASPサービス 振込代行サービス 等
業務サポート
大塚商会は、お客様のパートナー
経 理 部
人 事 部
社 長 室
総 務 部
営 業 部
情報システム室
サーバールーム
インターネット
当社は、企業のオフィスで必要とされる各種の事務機器、情報機器、通信機器などを組み合わせて、ワンストッ
プで提供し、しかもワンストップでサポートします。
大塚商会は、お客様とともに成長するパートナーを目指しています。
大塚商会は、幅広いお客様に支えられています
当社のお客様の企業規模別売上構成は、大企業から中堅・中小企業まで、バランスの取れた構成となっています。
年商規模別で見ると、2016年12月期は、年商10億円未満の比率が上昇し、年商100億円以上の比率は低下し
ました。
業種別で見ても、バランスの取れた構成となっています。
2016年12月期は、前年と比べて構成比に大きな変化はありませんでした。
0% 20% 40% 60% 80% 100%
■10億円未満 ■10∼100億円未満 ■100億円以上 ※10億円未満に、官公庁を含む
2016年12月期
23.80% 30.32% 45.88%
2014年12月期
24.13% 30.27% 45.60%
2015年12月期
23.69% 30.32% 45.99%
●建築業 8.60%
●小売業 4.28% ●サービス業 30.22%
●製造業 23.55%
2016年12月期
●卸売業 19.21%
●学校教育・官公庁 5.23%
● リース・信販・その他 8.91%
年商別売上構成(単体)
業種別売上構成(単体)
重点戦略事業の概況(単体)
セキュリティビジネスのOSMが好調に推移し、複写機、パソコンも堅調に推移しました。
〈売上高〉 (単位:百万円)
2014年12月期 2015年12月期 2016年12月期
金 額 金 額
増減率 金 額 増減率たのめーる 128,733 139,106 +8.1% 146,046 +5.0%
SMILE 11,673 10,479 −10.2% 9,774 −6.7%
ODS21 43,575 46,196 +6.0% 51,746 +12.0%
OSM 50,836 59,831 +17.7% 67,937 +13.5%
(ODS: Otsuka Document Solutions OSM: Otsuka Security Management)
〈参考:販売台数〉 (単位:台)
台 数 台 数
増減率 台 数 増減率複写機 37,392 41,384 +10.7% 44,583 +7.7%
(内、カラー複写機) 33,793 38,391 +13.6% 42,060 +9.6%
サーバー 39,467 37,718 −4.4% 32,917 −12.7%
パソコン 966,600 795,646 −17.7% 854,876 +7.4%
クライアント計 847,320 −15.0% 904,393 +6.7%
大塚商会のWebサービス(ASP)
■1999年からサービスを提供。2016年は193万人がご利用
当社が提供する主なWebサービス (ASP)では、既に1999年からサービスを提供しています。
主なWebサービスのご利用人数は着実に増加し、2016年には193万人に達しました。
主なWebサービス(ASP)ご利用人数推移
(単位:千人) 2,000
1,500
1,000
500
0
1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 1,039 903 822 722 638 509 560
384 304 208 4 81
2011年 1,162
2013年 1,439
2014年 1,645
2015年 1,783
2016年 1,931
2012年 1,260
2016年 193万人がご利用
次期の見通し
■企業のIT投資は底堅く推移すると予想
今後、国内景気は引き続き緩やかながらも回復して
いくことが期待されます。しかし米国の政策の行方や
為替相場、中国景気の動向、地政学的リスクなど懸
念材料もあり、一部に慎重な動きも予想されます。
このような経済環境のもとで、国内企業は引き続き
競争力強化のための攻めのIT投資が必要とされており、
またセキュリティ対策の高度化、働き方改革への対応、
新たなI T技術やI T利用領域の拡大への関心もあり、
企業のIT投資は今後も底堅く推移するものと予想され
ます。
■地域密着でソリューション提案
以上のような経済状況や企業のI T投資動向に対す
る見通しを前提として、引き続き当社の強みである幅
広い取扱い商材やサービスを活かし、付加価値の高
いサービスを加えるなど一段上の提案を目指すと同時
に、新規顧客の獲得もさらに進めていきます。そのた
めに地域主導の運営をより推進し、現場力を活かし地
域密着でお客様の課題を解決するソリューション提案
を強化していきます。そして魅力あるオフィスサプライ
商品の品揃え、企業活動の負荷軽減を支援する保守
サービスメニューの開発など、ストックビジネスを強化し、
お客様と安定的かつ長期的な取引関係を構築し収益
基盤の充実を図ります。
● 地域営業部主体の運営で現場力・お客様接点の強化
● お客様との取引品目を拡大、クロスセル
● ITを活用し働き方改革を支援
● セキュリティの高度化に対応
● 新技術対応への取り組み強化
● 光回線、ネットワークソリューション提案の強化
『オールフロントでお客様の困ったを解決し、
信頼に応える』
2017年の方針と施策
● 国内外ともに、先行き不透明感はあるが 緩やかな景気回復を継続
● 攻めのIT投資、生産性向上、コスト削減ニーズ
● 新たなIT技術、IT利用領域への関心の高まり
● 働き方改革の拡がり
● 企業のIT活用ニーズ、省エネニーズは底堅い
2017年の市場予測
■セグメント別の施策
システムインテグレーション事業では、企業のI T投
資動向やI T活用ニーズを見極めながら、複写機・コン
ピューター・タブレット等のモバイル端末・電話機・光
回線・W i - F i環境・セキュリティ関連機器等を組み合
わせた複合システム提案や総合提案をさらに推進し、
ソリューション提案の強化を図ります。
サービス&サポート事業では、オフィスサプライ通信
販売事業「たのめーる」において、お客様のニーズに
合わせた品揃え、商材の拡充、プライベートブランド
商品「TANOSEE」の充実等を図るとともに、お客様と
の接点をさらに強化し販売につなげます。また、サポー
ト事業「たよれーる」において、運用代行型のサービス
など総合的なサービスの開発を行い、ハードウェアに
依存しない新しいサービスを強化します。
■次期の業績見通し
次期の連結業績予想は以下の通りです。売上高
6,710億円(前年同期比4.3%増)、営業利益410億円
(前年同期比3.3%増)、経常利益416億円(前年同期
比2.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益272
億80百万円(前年同期比2.3%増)。
セグメント別の売上高では、システムインテグレーショ
ン事業3,917億30百万円(前年同期比4.1%増)、サー
ビス&サポート事業2 , 7 8 9億1 0百万円(前年同期比
4 . 6%増)、その他の事業3億6 0百万円(前年同期比
10.2%減)。
売上高・利益計画 (単位:百万円)
2016年
12月期 2017年12月期(計画)
金 額 金 額 増減率
売上高 643,417 671,000 +4.3% 営業利益 39,684 41,000 +3.3% 経常利益 40,780 41,600 +2.0% 純利益※ 26,675 27,280 +2.3%
※親会社株主に帰属する当期純利益
セグメント別売上高計画 (単位:百万円)
2016年
12月期 2017年12月期(計画)
金 額 金 額 増減率
システムインテグレーション事業 376,391 391,730 +4.1% サービス&サポート事業 266,625 278,910 +4.6%
その他の事業 400 360 ー10.2%
社会貢献活動・環境保全活動
身近なところから一歩ずつ。私たちは、様々な分野で社会貢献活動・環境保全活動に取り組んでいます。
2016年に行った社会貢献活動の一部を紹介します。
日本国内で年間500∼800万トン発生するといわれる「食品ロス」。フードバンクは、この余っている食品と、困っ
ている人をつなぐ活動です。
通信販売事業「たのめーる」では、取扱っている食品・飲料の賞味期限が近くなり、お客様に販売できなくなるも
のがどうしても出てきます。従来はこれらの食品・飲料を産業廃棄物として処分していましたが、2016年5月より東
日本物流センターからフードバンク「セカンドハーベスト・ジャパン」への食品寄贈をスタートしました。寄贈する食品は
レトルト食品・飲料・お菓子と様々です。行政や社会福祉協議会を通じて支援依頼のあった方の元へ届けられてい
ます。
2017年1月には、「フードバンク関西」とも合意書を締結し寄贈を行っています。
■フードバンク支援活動
【Photo by Natsuki Yasuda / studio AFTERMODE】
■災害支援活動
●東日本大震災
仙台支店では、2 0 1 6年3月1 2日から6月3 0日までのシステムインテグレーション事業の売上金額の1%にあたる
1,046万円を震災孤児・遺児の支援活動に寄付しました。また、社員と会社のマッチングギフト制度「大塚商会ハー
トフル基金」では、「第3回 復興応援プロジェクト」を実施し、2 0 1 6年は6プロジェクトを支援しました。被災地の特
産品を社内で販売する社内物産展は3つの事業所で計15回実施しました。
●熊本地震
2 0 1 6年4月の熊本地震に対し、通信販売事業「たのめーる」のハッピーポイントを利用した募金を実施しました。
お客様からの申し込みポイントを1ポイント=1円と換算、同額を大塚商会が上乗せした合計1,681,200円を日本赤
十字社「熊本地震災害義援金」に寄付しました。また、「大塚商会ハートフル基金」から熊本県に対し100万円を寄
付しました。その他、被災機に対して代替機の無償貸し出しや無償対応を行いました。
コーポレート・ガバナンス
(1) 【コーポレート・ガバナンスの状況】
コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
当社グループは、ミッションステートメントに定める企業倫理と遵法の精神に基づき、コンプライアンスの徹底、経
営の透明性と公正性の向上により、環境変化への機敏な対応と競争力の強化を目指しております。
① 企業統治の体制
イ.企業統治の体制の概要
当社は会社の機関として、株主総会、取締役及び取締役会、監査役及び監査役会並びに会計監査人を設置
しており、監査役制度を採用しております。また、業務執行の監督機能の強化を目的として社外取締役及び社
外監査役を選任しております。
なお、社外取締役及び社外監査役には、法律又は財務及び会計に関する相当程度の識見及び経験を有して
いる者を選任しております。
取締役会は、社外取締役2名を含む1 3名で構成しており、毎月1回定時開催し、法令及び定款の規定により
取締役会の決議を要する重要事項を審議・決定するとともに、取締役の職務の執行を監督しております。また、
執行役員制度を導入することにより、取締役会で選任された執行役員が業務執行機能を担い、取締役会及び監
査役が業務執行の監督機能を担うことで、執行と監督の分離を図り、業務執行の意思決定の迅速化及び取締
役会の監督機能の強化を図っております。
監査役会は、社外監査役3名を含む4名の監査役で構成しております。取締役会等、重要な会議体へ出席し
て適宜助言・勧告を行い、経営の適正な監視及び取締役の職務執行を厳正に監査しております。
さらに、グループ企業の経営トップ(特別執行役員)で構成される「グループ経営者会議」を開催し、各社の経営
状況や利益計画の進捗を把握するとともに、コーポレート・ガバナンスの強化に努めております。
当社経営の意思決定、業務執行、監督の体制は概ね以下のとおりです。
社会、株主、投資家、顧客、取引先、従業員等のステークホルダー
株主総会
監査役会
(監査役4名)
(内社外監査役3名)
独立監査人
取締役会
(取締役13名内社外取締役2名)
(内執行役員兼務9名)
社長
執行役員30名
監査室
顧 問 弁 護 士
監視・監査
執行権限委譲
執行権限委譲
内部監査
選任
解任
選任
解任
選任
解任
選任
解任
選定・解職
権限委任
会計監査 適 時
開 示
指導
助言
ロ.当該体制を採用する理由
当社の事業領域は多岐にわたっており、これらの領域を理解し、またI T産業に精通していることが重要である
ため、社外取締役を主体としたガバナンス体制は適していないと判断し、上記のように監査役制度を採用してお
ります。
社外監査役を含めた監査役による経営監視・監査機能の強化で意思決定の透明性を確保し、さらに、一般
株主と利益相反が生じるおそれのない社外取締役を選任し、経営監督機能を強化することで、取締役会の適切
な意思決定に資することを狙いとしております。
このように、社外取締役を含む取締役会と社外監査役を含む監査役会を基軸として執行役員が業務執行機能
を担う当社の企業統治体制は有効に機能していると判断しております。
ハ.その他の企業統治に関する事項
・内部統制システムの整備の状況
当社は、取締役会において、取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制そ
の他株式会社の業務並びに当該株式会社及びその子会社から成る企業集団の業務の適正を確保するために
必要なものとして法務省令で定める体制の基本方針を次のとおり定めております。
○内部統制システムの基本方針
a. 取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
ミッションステートメントをコンプライアンス体制の基礎として、取締役はその遵守及び推進に率先垂範して取
り組む。
取締役及び使用人は、継続的なコンプライアンス教育による意識改善、内部監査による業務改善、内部
通報制度の適切な活用等を通じてコンプライアンス体制の向上を図り、職務執行の法令及び定款への適合を
確保することに努める。
b. 取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制
取締役の職務執行に係る情報(文書または電磁的記録)及びその他の重要な情報を、法令及び社内規程
に基づき、適切に保存、管理する。
c. 損失の危険の管理に関する規程その他の体制
社内規程に則してリスク管理体制の整備を進め、経営成績、財政状態等に影響を及ぼすリスクを識別、分
析及び評価し、適切な対応を行う。
不測の事態が生じた場合には、対策本部を設置し、リスク情報を集約し、迅速かつ適切な対応策を講じる。
d. 取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
取締役会は、原則月1回開催し、経営に関する重要事項について、審議、決議及び業務執行状況の監督
を行う。また、意思決定の妥当性を高めるための会議体についてその開催及び付議基準を明確化し、業務執
行の詳細を「職務権限規程」及び「職務分掌規程」に定め、効率性を高めるものとする。
e. 当社及びその子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制
1) 子会社の取締役等の職務の執行に係る事項の当社への報告に関する体制
「グループ経営者会議」の開催で、連結子会社の経営状況や利益計画の進捗を把握する。「特別執行役
員制度」を設け、連結子会社の代表取締役社長を特別執行役員に選任し、連結子会社のコンプライアンス
の徹底及びコーポレートガバナンスの強化を推進し、必要に応じて、業務の執行状況等について当社の取
締役会または代表取締役への報告を求める。
2) 子会社の損失の危険の管理に関する規程その他の体制
連結子会社の取締役会は、経営成績、財政状態等に影響を及ぼすリスクを識別、分析及び評価し、適
切な対応を指示する。
「グループ経営者会議」において、連結子会社が認識したリスクについて情報の共有を図り、リスクの早
期発見と未然防止に努める。
不測の事態が生じた場合には、当社に対策本部を設置し、リスク情報を集約し、当該連結子会社と連携
して、迅速かつ適切な対応策を講じる。
3) 子会社の取締役等の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
連結子会社は、経営の自主性及び独立性を確保しつつ、グループの方針に則り年間計画を策定する。
各社の目標と責任を明確にするとともに予算と実績の差異分析を通じて所期の業績目標の達成を図る。連
結子会社は、取締役会規程を整備し、取締役会を開催し、経営に関する重要事項について、審議、決議
及び業務執行状況の監督を行う。また、業務執行の詳細を各種社内規程に定め、効率性を高める。
4) 子会社の取締役等及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
連結子会社は、ミッションステートメントに則した業務執行により、自浄作用を機能させることで業務の適正
を確保する。
連結子会社は、継続的なコンプライアンス教育による意識改善を行い、各社内に内部監査室を設置して
業務改善を図り、当社が設置する連結子会社共通の内部通報制度の適切な活用等を通じてコンプライアン
ス体制の向上を図り、職務執行の法令及び定款への適合を確保することに努める。
5) その他の当社及びその子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制
当社監査室は、各連結子会社内に設置した内部監査室より、各連結子会社で実施した内部監査の結果
について報告を受けるほか、各連結子会社に対し定期的に監査を実施し、法令並びに規程の遵守状況を
監査するとともに必要な指導を行う。
f. 監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する事項
監査役からの要請があった場合、監査役を補助する使用人として、経営管理本部の中から適切な人員を選
任し、兼務させる。
g. 前号の使用人の取締役からの独立性に関する事項及び当該使用人に対する監査役の指示の実効性の確
保に関する事項
前号の使用人への人事権に係る事項の決定については、監査役の事前の同意を得ることにより取締役か
らの独立性を確保する。
監査役が当該使用人に対し直接指示し、報告を受ける体制を整備することにより、実効性を確保する。
h. 監査役への報告に関する体制
1) 取締役及び使用人が監査役に報告するための体制
監査役が取締役及び使用人から業務執行の状況について報告を受けることができる体制を整備するとと
もに、監査を実施する社内各部署との協調・連携を強化する。
2) 子会社の取締役、監査役、業務を執行する社員及び使用人またはこれらの者から報告を受けた者が監
査役に報告するための体制
各連結子会社の取締役、監査役、業務を執行する社員及び使用人またはこれらの者から報告を受けた
者は、当社及び連結子会社の取締役等または使用人の職務の遂行に関する不正行為、法令または定款
に違反する事実及び会社に著しい損害を与えるおそれのある事実を認めた場合は、その重要性及び緊急
性に応じ、当社監査役に報告する。
i. 前号の報告をした者が当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けないことを確保するための体制
就業規則に則り、監査役へ報告を行った者について、当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを行わ
ないものとする。
j. 監査役の職務の執行について生ずる費用又は債務の処理に係る方針に関する事項
監査役がその職務の執行について、当社に対し、会社法第3 8 8条に基づく費用の前払い等の請求をした
ときは、コンプライアンス室において審議の上、当該請求に係る費用等が当該監査役の職務の執行に必要で
ないと認められた場合を除き、当該費用等を処理する。
k. その他監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制
代表取締役は、監査役と適宜意見交換を行うこととする。
当社監査室は監査役と緊密な連携を保ち、監査役の要請に応じて調査を行うこととする。
・反社会的勢力排除に向けた基本的な考え方及びその整備状況
a. 基本的な考え方
当社は、ミッションステートメント及びコンプライアンス規程において、社会の秩序や安全に脅威を与える反
社会的勢力に対しては毅然とした態度で臨み、一切関係を持たないことを規定しております。
b. 整備状況
当社は、ミッションステートメント及びコンプライアンスマニュアルにおいて、反社会的勢力に対する行動指針
を示すとともに、コンプライアンス室、人事総務部及びお客様相談室を対応部署としております。
また、顧問弁護士や警察及び公益社団法人警視庁管内特殊暴力防止対策連合会等の外部機関と連携し
て社内体制の整備と情報収集を行うとともに、社員への行動指針の周知徹底を図っております。
・リスク管理体制の整備の状況
リスク管理体制については、事業リスクマネジメントを推進及び統括するための組織としてリスク管理委員会を
設置しております。
リスク管理委員会は、会社に関係する全てのリスクを洗い出し評価を行い、重要なリスクについては個別対策
を検討し、各所管部門・部署に対してリスク管理を継続的かつ安定的に維持・運用するために、リスクマネジメン
トシステムの構築を指示しております。同時に危機管理への対応として、a.平常時における危機管理への準備、
b.危機発生時の対応、c.事業継続計画・管理への取り組みも進めております。
ニ.責任限定契約の内容の概要
当社と各社外取締役及び各監査役は、会社法第427条第1項の規定に基づき、同法第423条第1項の損害
賠償責任を限定する契約を締結しております。当該契約に基づく損害賠償責任の限度額は、法令が規定する額
としております。
② 内部監査及び監査役監査の状況
当社の内部監査及び監査役監査の組織は、内部監査については、社長直轄の監査室(13名) を設置しており、
当社グループ全体を対象に、業務活動の全般に関して、方針・計画・手続の妥当性や業務実施の有効性、法
令の遵守等について、定期・随時に内部監査を実施し、業務改善や意識改善のための具体的な助言・勧告を
行っております。
監査役監査については、監査役会が監査の方針、職務の分担等を定め、各監査役は、監査役会が定めた
監査役監査の基準に準拠し、取締役、監査室等と意思疎通を図り、情報の収集及び監査の環境整備に努める
とともに、取締役会その他重要な会議に出席し、取締役等からその職務の執行状況について報告を受け、本社
及び主要な事業所において業務及び財産の状況を調査しております。また、内部統制システムの状況を監視及
び検証しております。
監査役と監査室の連携状況は、月1回、定期的に会合を開催し、監査計画、監査実施状況、業務執行状況
等に関する情報交換を行い、必要に応じて対処しております。
監査役と会計監査人の連携状況は、適宜会合を開催し、監査計画、監査実施状況、指摘事項の改善状況
の確認、取締役の行為の適法性の確認等に関する情報交換を行い、必要に応じて対処しております。
③ 会計監査の状況
当社は、会計監査を担当する会計監査人として新日本有限責任監査法人と監査契約を結び、会計監査を受
けております。
当期において業務執行した公認会計士の氏名及び監査業務に係る補助者の構成は以下のとおりです。
新日本有限責任監査法人
指定有限責任社員 業務執行社員 白羽 龍三
指定有限責任社員 業務執行社員 狩野 茂行
指定有限責任社員 業務執行社員 江下 聖
会計監査業務に係る補助者の人数
公認会計士 13名
その他 25名
※継続監査年数については、全員7年以内であるため、記載を省略しております。
④ 社外取締役及び社外監査役
当社の社外取締役は2名、社外監査役は3名であります。
社外取締役牧野二郎氏は、過去に社外役員となること以外の方法で企業経営に関与されたことはありませんが、
弁護士としての見識と経験を有しており、企業法務の実務に長年にわたり携わっていることから社外取締役に選
任しております。また、株式会社東京証券取引所の定める独立役員として、同取引所に対し届出を行っております。
なお、社外取締役牧野二郎氏の重要な兼職先である牧野総合法律事務所弁護士法人と当社との間には、特
別の利害関係等はありません。
社外取締役齋藤哲男氏は、長年にわたり多業種に及ぶ多数の企業経営に関与した経験を有していることから
社外取締役に選任しております。また、株式会社東京証券取引所の定める独立役員として、同取引所に対し届
出を行っております。
なお、社外取締役齋藤哲男氏の重要な兼職先である株式会社ワークツー、株式会社ダイヤモンドダイニング及
び株式会社キャリアデザインセンターと当社との間には、特別の利害関係等はありません。
社外監査役仲井一彦氏は、公認会計士、税理士としての資格を有していることから社外監査役に選任してお
ります。また、株式会社東京証券取引所の定める独立役員として、同取引所に対し届出を行っております。
なお、社外監査役仲井一彦氏の重要な兼職先である仲井一彦公認会計士事務所、仲井一彦税理士事務所
及び日本アンテナ株式会社と当社との間には、特別の利害関係等はありません。
また、同氏は、2007年に新日本監査法人(現新日本有限責任監査法人)に代表社員として入所し、2010年
に新日本有限責任監査法人を退職しております。当社は新日本有限責任監査法人と契約を結び、会計監査を受
けておりますが、同法人と当社との間には、特別の利害関係等はありません。
社外監査役若槻哲太郎氏は、弁護士としての資格を有していることから社外監査役に選任しております。また、
株式会社東京証券取引所の定める独立役員として、同取引所に対し届出を行っております。
なお、社外監査役若槻哲太郎氏の重要な兼職先である村田・若槻法律事務所及びSBIマネープラザ株式会
社と当社との間には、特別の利害関係等はありません。
社外監査役羽田悦朗氏は、公認会計士、税理士、司法書士、行政書士としての資格を有し、企業会計と法
務の実務に長年にわたり携わっていることから社外監査役に選任しております。また、株式会社東京証券取引
所の定める独立役員として、同取引所に対し届出を行っております。
なお、社外監査役羽田悦朗氏の重要な兼職先である羽田公認会計士・司法書士事務所及び株式会社日刊
工業新聞社と当社との間には、特別の利害関係等はありません。
当社は、社外取締役及び社外監査役を選任するにあたり、独立性に関する基準等を定めておりませんが、選
任に当たっては、東京証券取引所の規則等の独立性に関する諸規定を参考に、経歴や当社との関係から個別
に判断し、当社からの独立性を確保できる者を選任しております。
なお、社外取締役及び社外監査役は、それぞれ取締役会に出席し識見及び経験を生かした意見を積極的に
表明しており、取締役会による業務執行の監督機能の強化及び取締役会の判断に牽制を働かせております。
社外監査役は、監査役会において監査報告、内部統制委員会からの内部統制の整備・運用状況等に関する
報告並びに監査室からの内部監査の報告を定期的に受け取ることにより、当社グループの現状と課題を把握し、
専門的な見地から、必要に応じて取締役会において意見を表明しております。また、会計監査人及び監査室を
はじめとする内部監査部門との情報交換・意見交換を適宜行い、監査情報の共有に努めております。
⑤ 役員報酬の内容
イ.提出会社の役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数
役員区分 報酬等の総額(百万円) 報酬等の種類別総額(百万円) 対象となる
役員の員数(名)
基本報酬 賞与 退職慰労金
(社外取締役を除く。)取締役 371 260 67 42 12
監査役
(社外監査役を除く。) 18 16 − 1 2
社外役員 39 39 − − 6
(注) 1.上記には、2016年3月29日開催の第55回定時株主総会終結の時をもって退任した監査役2名(うち社外監査役1名)を含んでおります。 2.取締役の報酬等の額には、使用人兼務取締役の使用人分給与は含まれておりません。
3.取締役の報酬限度額は、1990年3月13日開催の株主総会決議において年額650百万円以内(ただし、使用人分給与は含まない。)と決議いただいております。 4.監査役の報酬限度額は、2005年3月30日開催の株主総会決議において年額50百万円以内と決議いただいております。
5.上記の退職慰労金には、当事業年度における役員退職慰労引当金の増加額が含まれております。
ロ.提出会社の役員ごとの連結報酬等の総額等
連結報酬等の総額が1億円以上である者が存在しないため、記載しておりません。
ハ.役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針
当社の役員の報酬等は、取締役については基本報酬、賞与および退職慰労金により構成され、それぞれの
決定方針は以下の通りであります。基本報酬は、株主総会にて決議された総額の範囲内において、使用人の
最高位の年収を基礎とし、その職位毎に役割の大きさに応じて決定する固定報酬としております。賞与は、経
営に対する貢献度に連動させるため、営業利益達成率と役員個人の業績貢献度を元に決定しております。また、
額を退任時に支払うことにしております。なお、ストックオプション制度は採用しておりません。
⑥ 株式の保有状況
イ.保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式
銘柄数 58銘柄
貸借対照表計上額の合計額 7,849百万円
ロ. 保有目的が純投資目的以外の目的である上場投資株式の保有区分、銘柄、株式数、貸借対照表計上額
及び保有目的
(前事業年度)
特定投資株式
銘柄 株式数(株) 貸借対照表計上額(百万円) 保有目的
テンプホールディングス株式会社 3,000,000 5,655 取引関係の円滑化・維持
株式会社リコー 288,280 360 同上
大和ハウス工業株式会社 100,000 350 同上
株式会社横浜銀行 382,204 285 同上
ビリングシステム株式会社 50,000 255 同上
スリープログループ株式会社 360,000 209 同上
大東建託株式会社 13,100 183 同上
ウチダエスコ株式会社 180,000 174 同上
株式会社クレディセゾン 50,000 120 同上
株式会社明光ネットワークジャパン 60,000 84 同上
日本ゼオン株式会社 30,265 29 同上
株式会社京葉銀行 50,000 28 同上
田辺三菱製薬株式会社 13,300 27 同上
株式会社バンダイナムコホールディングス 9,504 24 同上
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 29,110 22 同上
日本化薬株式会社 16,783 21 同上
協和発酵キリン株式会社 8,000 15 同上
飯野海運株式会社 29,536 14 同上
ジェイ・エスコムホールディングス株式会社 150,000 14 同上
イワブチ株式会社 18,138 10 同上
森永製菓株式会社 15,025 9 同上
第一生命保険株式会社 4,300 8 同上
株式会社ハイパー 12,000 6 同上
株式会社みずほフィナンシャルグループ 21,520 5 同上
レンゴー株式会社 7,600 3 同上
株式会社オートバックスセブン 1,500 3 同上
キヤノンマーケティングジャパン株式会社 1,155 2 同上
株式会社マルゼン 2,000 1 同上
株式会社大京 9,400 1 同上
株式会社土屋ホールディングス 9,114 1 同上
(当事業年度)
特定投資株式
銘柄 株式数(株) 貸借対照表計上額(百万円) 保有目的
テンプホールディングス株式会社 3,000,000 5,439 取引関係の円滑化・維持
スリープログループ株式会社 360,000 323 同上
大和ハウス工業株式会社 100,000 319 同上
株式会社リコー 310,088 306 同上
大東建託株式会社 13,100 230 同上
株式会社コンコルディア・フィナンシャルグループ 382,204 215 同上
ウチダエスコ株式会社 180,000 207 同上
ビリングシステム株式会社 50,000 179 同上
株式会社クレディセゾン 50,000 103 同上
株式会社明光ネットワークジャパン 60,000 65 同上
日本ゼオン株式会社 31,511 36 同上
株式会社バンダイナムコホールディングス 9,504 30 同上
田辺三菱製薬株式会社 13,300 30 同上
株式会社京葉銀行 50,000 26 同上
日本化薬株式会社 17,466 25 同上
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 29,110 20 同上
森永製菓株式会社 3,065 14 同上
飯野海運株式会社 31,034 14 同上
協和発酵キリン株式会社 8,000 12 同上
ジェイ・エスコムホールディングス株式会社 150,000 12 同上
イワブチ株式会社 1,946 10 同上
第一生命ホールディングス株式会社 4,300 8 同上
株式会社ハイパー 12,000 5 同上
レンゴー株式会社 7,600 4 同上
株式会社みずほフィナンシャルグループ 21,520 4 同上
株式会社オートバックスセブン 1,500 2 同上
株式会社マルゼン 2,000 2 同上
キヤノンマーケティングジャパン株式会社 1,155 2 同上
株式会社大京 9,400 2 同上
株式会社土屋ホールディングス 10,036 1 同上
ハ.保有目的が純投資目的である投資株式
該当事項はありません。
⑦ 取締役の定数
当社の取締役は19名以内とする旨を定款に定めております。
⑧ 取締役の選任及び解任の決議要件
当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する
株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨定款に定めております。
また、取締役の選任決議は、累積投票によらないものとする旨定款に定めております。
⑨ 株主総会の特別決議要件
当社は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、議決権を行使することができる
株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨定款に定めてお
ります。これは、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うこと
を目的とするものであります。
⑩ 剰余金の配当等の決定機関
当社は、剰余金の期末配当の決定機関を定時株主総会としております。
⑪ 中間配当
当社は、会社法第4 5 4条第5項の規定により、取締役会の決議によって毎年6月3 0日を基準日として、中間
配当を行うことができる旨定款に定めております。これは、株主への機動的な利益還元を可能にするためであり
ます。
⑫ 自己の株式の取得
当社は、会社法第165条第2項の規定により、取締役会の決議をもって、自己の株式を取得することができる
旨定款に定めております。これは、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするため、市
場取引等により自己の株式を取得することを目的とするものであります。
(2) 【監査報酬の内容等】
① 【監査公認会計士等に対する報酬の内容】
区分
前連結会計年度 当連結会計年度
監査証明業務に
基づく報酬(百万円) 基づく報酬(百万円)非監査業務に 基づく報酬(百万円)監査証明業務に 基づく報酬(百万円)非監査業務に
提出会社 65 ̶ 65 ̶
連結子会社 13 ̶ 13 ̶
計 79 ̶ 79 ̶
② 【その他重要な報酬の内容】
該当事項はありません。
③ 【監査公認会計士等の提出会社に対する非監査業務の内容】
該当事項はありません。
④ 【監査報酬の決定方針】
当社は、監査公認会計士等が独立した立場において公正かつ誠実に監査証明業務を行えるよう、監査日数、
業務の特性、規模等を勘案し、監査役会の同意を得て決定することとしております。
取締役及び監査役 (2017年3月29日現在)
取締役兼上席執行役員
広 瀬 光 哉
田 中 修
取 締 役
若 松 康 博
牧 野 二 郎
齋 藤 哲 男
常勤監査役
薬 袋 直 人
監 査 役
仲 井 一 彦
若 槻 哲 太 郎
羽 田 悦 朗
取締役兼常務執行役員
矢 野 克 尚
取締役兼常務執行役員
齋 藤 廣 伸
取締役兼専務執行役員
片 倉 一 幸
取締役兼専務執行役員
髙 橋 俊 泰
取締役兼常務執行役員
森 谷 紀 彦
取締役兼常務執行役員
鶴 見 裕 信
取締役兼常務執行役員
桜 井 実
代表取締役社長